知らなくて大丈夫ですか?野球選手が行うべきフィジカルコンディショニングチェックとは

今回お伝えする内容です

こんにちは。

ホロス・ベースボールクリニックの石橋秀幸です。

あなたは、フィジカル・コンディショニングチェックという言葉を聞いたことがありますか?

フィジカル・コンディショニングチェックという言葉の代わりに、メディカルチェックという場合もあります。

もし聞いたことがあるとしたら、フィジカル・コンディショニングチェックを受けてみたことはありますか?

私の想像ですが、野球に限らずアスリートのフィジカル・コンディショニングチェックについては、ほとんどの人が知らないでしょうし、知らないから必要性も感じている人は少ないと思います。

でも、野球のパフォーマンスを高めるためにはもちろんですが、ケガをしないためにもフィジカル・コンディショニングチェックは必須です

何より、フィジカル・コンディショニングチェックを受けることで、体の特徴がわかります。
いわゆる【長所と短所】がわかります。

パフォーマンスアップに必要な野球の能力の高め方

体の特徴と野球のパフォーマンスは関連します

今、これを読んでいるあなたは、お子様の野球のパフォーマンスを高めたいと思っていますね。

この後、おそらくあなたは、今までに聞いたことがない概念を知ることになります。
でも、私の話が理解できたら、「そりゃそうだよね」と納得してくれるはずです。

練習の「質」は大切ですが、見落としている点があります

もしもあなたが、お子様の野球のパフォーマンスを高めたいと思っている場合、やはり、日々練習を積み重ねることが必要だと思っていますよね。

素振りをしたり、体幹を鍛えたり、ランニングをしたり。瞬発力を高めたいという相談も多いです。
また、ピッチャーであれば、シャドーピッチングをしているかもしれません。

そして、それらの練習は、他の選手も同じように行っていると思いますが、あなたはもちろん、ほとんど全員が見落としているポイントがあるのです

もちろん、練習の「質」はパフォーマンスを左右します。

同じような練習メニューをしていても、レギュラーになれる子もいれば、そうでない子もいます。

そこに練習の質が関係しているのは間違いありません。

ただ、小中学生の場合は、体の成長スピードに個人差がありますから、早く体が大きくなった子のほうが、有利なことが多いと思います。

私は、これまでたくさんの小中学生を指導してきて、思うことがあります。

子どもは、もちろん野球が上手になりたいと思っています。しかし、お父さん、お母さんのほうが、熱量が高いと言いますか・・・、熱心だと感じることが多いです。

特に、お子様のレギュラーがちょっと遠いケースや、当落線上にいるケースでは、「どうしてもっと努力しないの?」といった気持ちが強いように感じることが多いです。

だから、ただ練習量を増やすことに目が行きがちではないでしょうか?

でも、素振りの回数を2倍にしたからといって、それが結果につながるとは限らないんです

それは、我々の他のオンラインコースでも伝えていることですが、小中学生の場合は、まず規則正しい生活をして、強い体をつくることが先に必要だからです。

そして、体の特徴を知ることが大切です

小中学生が体づくりをする時に、お子様の体の特徴を親子で知って体づくりをするのと、知らずにするのとでは、成長期を終えた頃に、大きな違いが生まれます。

その体の特徴は、先ほども言いましたが、長所と短所と言い換えることができます。

たとえば、

  • ほとんどの子どもは、右と左の脚それぞれに特徴が違います
  • 上半身には十分な柔軟性があっても、下半身がとても固いという子どももいます
  • 野球のパフォーマンスには、肩甲骨の動きが大きく影響しますが、肩甲骨が理想的な動きをしていない子どももいます

それらの特徴には、筋力のバランスや柔軟性などが影響しています。

例を挙げるとキリがないですが、インコースをうまくさばける選手が、アウトコースは全く打てないというのも、肩甲骨の動きが影響していることがあるんです。

それらの特徴を知ってトレーニングをするのと、知らずにトレーニングをするのでは、成長期が終わる数年後に、野球選手として大きな違いが生まれるとイメージできるでしょうか?

ここが非常に重要なポイントになります。

長所を伸ばし、短所を克服するためのフィジカル・コンディショニングチェック

先ほど、体の特徴を「長所と短所」と言い換えることができると言いました。

たとえば、右バッターであれば、右足の内側の筋肉が強い傾向があります。その反面、外側の筋肉が弱いので、バランスが取れていないことが多いです。

ここでは、とても簡単に言いますが、筋力の前後左右でバランスが悪いと、ケガのリスクが高くなります

肩甲骨周りには、大きな筋肉と小さな筋肉があります。
インナーマッスルと、アウターマッスルという言葉を聞いたことがあると思います。
小中学生の場合、そもそも筋力が弱いので、肩甲骨を理想的に使えていない子どもがかなりいます。

体の柔軟性を見る時、前屈をすることが多いと思います。
小中学生の場合、立って前屈をするのでしたら、手のひらが床にピッタリつくのが理想です。
でも、指先すら床につかない子どもも結構います。

その時、脚のどの部分が固いのかを判断できれば、効率よく柔軟性を高められると思いませんか。

太ももの後ろ側が固い子もいれば、ふくらはぎが固い子もいるのです。

ここまで、ザッと簡単に説明をしましたが、ホロス・ベースボールクリニックオリジナルのフィジカル・コンディショニングチェックは、野球に必要な体全体のコンディショニングを、知ることができます

チェック項目は、合計で14ありますが、どれも器具を使うことなく、選手の実際の体の動きをチェックします。

その後、体の特徴を知った上で、筋力のバランスが釣り合うようなトレーニングメニューを個別に設計します。
また、「速く走れるようになりたい」など、選手本人の悩みを確認し、トレーニングメニューを設計することも可能です。

実際にチェックをした親子の感想です

これは、実際にフィジカル・コンディショニングチェックをした中学生の兄弟と、その保護者の感想です。


コンディションチェックでは、自分の柔軟性が足らない部分が分かったことと、その部分を改善するトレーニングも教えて頂いたので、継続してトレーニングします


教えて頂いたトレーニングを継続すると野球のプレーに役立つと確信出来たので、頑張ります


石橋コーチから優しく的確に教えていただき、何をすれば野球のプレーに役立つのか、明確になったので、継続します


そして、保護者からは、このような言葉をいただきました。


私からですが、二人とも柔軟性がない部分がわかり、それを改善する方法を教えていただき、改善出来れば野球のプレーが良くなるとイメージ出来ているので、やる気になって早速はじめてます。
ありがとうございました。
継続していけるように見守ります


このように、実際にフィジカル・コンディショニングチェックをすることで、自分の長所と短所が理解できます。

そして、その弱点を克服することが、野球のどの動作を強化できるのかを、私が具体的に説明します。ですから、この二人のように目標が明確になりますから、モチベーションも高まりトレーニングを継続できます。

しかし、これで一件落着ではないんです

ここで、もうひとつ大切なポイントがありますが、今回はとても簡単にお話します。
それは、同じトレーニングを繰り返していると、だんだんとトレーニング効果が下がってしまうということです。

ある動作を、たとえば10回するのが大変だったとしても、トレーニングを続ければ、いずれ10回するのが楽になります。
そうしたら、回数を増やすとか、方法を変えることで負荷を上げる必要が出てきます。

専門的には、トレーニングの7つの原則という考え方があります。

そのため、トレーニングの進捗具合に合わせて、メニューの再設計を繰り返すことが大切になります

もちろん、確かなエビデンスが充実しています

ホロス・ベースボールクリニックのフィジカル・コンディショニングチェックは、私が考案したホロスオリジナルです。
ですが、これまでに数多くの実績があり、以下のエビデンスがあります。

  1. スポーツ医学の研究施設で行われている医学的なエビデンスがある
  2. 文部科学省の体力テストに含まれている種目も取り入れている
  3. プロ野球球団の統計データから障害発症と相関が高い種目を取りれている

小中学生の場合は、特に1と2が重要だと思います。大学の選手の場合は1と3が重要になります。

小学生については、のべ1,000人の測定データがあります。

低学年の1、2年生、中学年の3、4年生、高学年の5、6年生それぞれに、体の成長に合わせた測定値のベースラインがあります。
この1,000人の測定データは、男子と女子の割合がほぼ半々です。ですから、男女別の傾向もわかっています。

そのベースラインを基準として、測定結果の評価をします。

大学生については、のべ550人の測定データがあります。

慶應義塾大学、学習院大学、駒澤大学などで、野球部の選手を実際に測定したデータを元にして、野球部の選手としてのベースラインがあります。
このデータをもとにして、女子野球選手にも対応できるようにしてあります。

また、野球部以外にも、ラグビー部、ホッケー部、ラクロス部、バレーボール部、スケート部、ゴルフ部、剣道部など、様々なスポーツをしている男女のデータも幅広く測定しています。

競技が違うと、やはり体の特徴も違います。そのため、幅広い競技の傾向を知ることは、野球の身体的特性をより深く理解することになります。
つまり、本当に野球に活かせるフィジカル・コンディショニングチェックとなっています。

プロ野球選手も、このフィジカル・コンディショニングチェックをしています

これまで、のべ1,000人以上のプロ野球選手にフィジカル・コンディショニングチェックを行いました

読売巨人軍、阪神タイガース、東京ヤクルトスワローズ、中日ドラゴンズ、広島カープ、オリックスバファローズ、西武ライオンズ、日本ハムファイターズの選手の測定データがあります。
そのデータから、プロ野球選手としてのコンディショニングのベースラインがあります。

複数の球団の選手データがありますから、客観的で具体的な評価が可能になっています。
たとえば投手なら、先発投手、中継ぎ投手、そしてクローザーなど、細かな比較と評価を行っています。

さらにこんなオプションも可能です

ホロス・ベースボールクリニックでは、フィジカル・コンディショニングチェックに加えて、栄養指導もオプションで実施可能です。
人の体は、食べたものからつくられます。
ですから、食生活の傾向で体脂肪率も変わってきます。

小中学生の時期から、良い食生活をすることで、強い体をつくることができます。
この栄養指導は、メジャーリーグ、マイナーリーグ、日本のプロ野球、それぞれ複数の球団の栄養指導の実例を参考にして行います。

さらに、メジャーリーグ、マイナーリーグ、日本のプロ野球のメンタルトレーニングの実例を参考にした、ホロス・ベースボールクリニックオリジナルのメンタルトレーニングもオプションで実施可能です。

このメンタルトレーニングは、現在オンラインコースを制作中です。
各レッスンには、習ったことを実際の行動に移せるように「アクションステップ」がついています。
そして、ホロス・ベースボールクリニックオリジナルの「目標設定シート」が付いています。
この目標設定シートは、複数のプロ野球選手が大学時代に実際に使用したことがあります

もちろん、定期的なフォローアップをオンラインセミナーやメールサポートで行っていく予定です。

残念ながら、現在ケガをしている選手には…
リハビリもサポートします

現実問題として、プロ野球選手に限らず、小中学生を含めた多くの野球選手がケガをしてしまいます。

これは、スポーツ障害といって、投球動作などを繰り返すことで起こるケガです。先日、大谷翔平選手が2度目の内側側副靱帯損傷による手術を受けましたね。

メジャーリーグはもちろんですが、プロ野球球団には専属のチームドクターやトレーナーがいます。
ですから、ケガをした後の復帰までのサポートも充実していますが、アマチュア選手の場合は、適切なリハビリプログラムが提供されていません

そこで、ホロス・ベースボールクリニックでは、ケガからの復帰に向けたリハビリプログラムも提供します。

肩のケガ、ヒジのケガに関する投球プログラムは、ほぼ全てのスポーツ障害に対応できます。
たとえば、肩関節腱板損傷、肩関節インピンジメント症候群、肩関節前方脱臼、肘尺側側副靭帯損傷など、手術後から復帰までのプログラムを用意しています。

たとえば、トミージョン手術後の、復帰までの段階的な投球数であったり、投球距離のプロトコルも用意しています。プロトコルとは、簡単に言うと「手順」のことです。

ほとんどの病院では、ここまで具体的な指示は出ないでしょうから、こうしたエビデンスのある投球プロトコルのサポートは、ケガをしてしまった選手には、貴重なサポートになるはずです。

もちろん、ほかでは知ることのできない、ホロス・ベースボールクリニックオリジナルのプロトコルです

さらに、このサポート中には、投球の映像をホロス専属の小林誠二コーチ、紀藤真琴コーチが確認して指導もします。

このホロスオリジナルのプロトコルは、私がレッドソックスのコーチ時代に学んだJobe Clinic Protocols をベースにして、某大学の医学部と共同で作成したリハビリプログラムです。

このプログラムは、障害発生から、段階別にリハビリを行う具体的なプログラムです。
肩、ヒジの障害だけでなく、前十字靭帯損傷などの他の障害についても応用できます。また、スローイングプログラムは、投手だけでなく捕手、内野手、そして外野手用もあります

野球選手がケガをした時、ただケガを治療するだけでなく、野球ができるように治したいはずですね。そして、ただ野球がプレーできるだけでなく、ケガをする前のレベルで復帰できることが重要だと思います。

今回お伝えしたように、ホロス・ベースボールクリニックが、球児のフィジカル・コンディショニングチェックとパフォーマンス改善、向上のためのサポートをします。

フィジカル・コンディショニングチェックは、オンラインでも可能です。

フィジカル・コンディショニングチェックは、横浜市青葉区田奈町のホロス・ベースボールクリニックまで来ることができる人が対象となっていましたが、Zoomを利用してオンラインでも実施が可能です。

フィジカル・コンディショニングチェックにご興味がありましたら、こちらよりご質問など、お問合せを受け付けています。


いかがでしょうか?

小中学生の段階から、体の特徴を知った上でトレーニングをする必要性について、ご理解いただけたでしょうか?

フィジカル・コンディショニングチェックをすることで、体の特徴に合わせたトレーニングメニューを設計できるというのは、お子様にとって有益だと思われたのではないでしょうか?

私たち専門家と、トレーニングを継続しながらレベルアップを続けていけば、3年後、5年後が、とても楽しみですね。

今回お話した内容について、質問がありましたら、いつでもメールでご連絡ください。

そのほか、ホロス・ベースボールクリニックでは、小中学生の体を強くて大きくする方法運動能力と運動センスを高める方法など、オリジナルのレッスンもご用意しています。

ぜひ、ホロス・ベースボールクリニックのホームページをチェックしてみてください。

それでは、またお会いできるのを楽しみにしています。

ぜひ、あなたの感想を聞かせてください

今回の内容について、あなたの感想を聞かせてください。
または、「こんなことが知りたい」ということがあれば、どんなことでも大丈夫です。

野球をしていて「?」があった時には、すぐに私に質問をしてください。

info@holosbc.com

こちらのアンケートでも受付しています。

そして、今回の情報が、あなたのお知り合いにとっても有益だとしたら、どうかお知り合いに情報をシェアしてください。

公式メルマガで、最新情報を入手してください

ブログの更新情報を、Holos Baseball Clinic 公式メールマガジンでお送りします。

野球に必要な

  • 運動能力向上の方法
  • 運動センス向上の方法
  • トレーニングやコンディショニングのこと
  • ケガ(スポーツ障害)や成長痛の予防
  • クラムジー対策

など、エビデンスに基づいた情報を選りすぐり、週1〜2回お届けします。

下のボタンから、今すぐ登録してください。

動画コースをご用意しています

強いメンタルを身につけたいなら

  • お子様の運動能力と運動センスを高める方法
  • 体の成長のための栄養管理について
  • トップレベルの野球選手が行なっているセルフケア(コンディショニング)
  • 成長痛やスポーツ障害について

などなど、今お困りで情報をお探しでしたら、ホロス・ベースボールクリニックが制作したオンラインコースがお役に立つかもしれません。

運動能力とセンスを高めたいなら、こちらのコースがあります。

今すぐ、個別のサポートが必要ですか?

お子様の成長痛、肩やヒジのケガで、思うように野球の練習に取り組めていないなど、お困りのことはありませんか?

成長痛やケガからの回復については、あなたのお子様の状況を判断しながら、オリジナルのサポートが必要になります。

石橋が直接状況を確認して、トレーニングの指導を行っています。

ホロス・ベースボールクリニック事務局までご連絡ください。

info@holosbc.com

好評発売中です

ホロス・ベースボールクリニックがお届けするkindleブックが、大好評です。

注)スマホのAmazonアプリからでは、直接購入できないようです。お手数ですが、スマホの場合はブラウザからAmazonサイトに入ってお求めください。

強い体をつくり、野球のパフォーマンス向上に必要な情報がオールインワンのガイドブック

野球をする子どもにとって必要な、運動能力のこと、運動センスのこと、強くて大きな体をつくる方法、トレーニングやコンディショニングのことetc…

知っているようで、じつは間違った認識を持っていることがたくさんあるはずです。

あなたのお子様が健康的に成長でき、野球の能力やセンスを高めるために、ぜひご一読ください。

お子様の強い気持ち(メンタル)を養いたい方へ

野球は、気持ちで結果が大きく左右するスポーツです。
身体能力以上に、気持ち(メンタル)のトレーニングが必要かも知れませんね。

野球をする小中学生に必要で具体的な、メンタル強化の方法を60のアプローチにまとめました。
でも、一つ一つのアプローチはとても簡単です。

親子で一緒にメンタル強化してみませんか?