「こども未来スポーツ会議」内容紹介と展望

「こども未来スポーツ会議」内容紹介と展望

石橋秀幸
元広島カープ一軍
トレーニングコーチ

こんにちは。
ホロス・ベースボールクリニックの石橋秀幸です。

今回は、ホロス・ベースボールクリニックが運営事務局を務める「第1回こども未来スポーツ会議」について、実施内容と展望をご紹介します。

こども未来スポーツ会議は、「子どもの心・体・教育の可能性を、スポーツを通して育成する環境」の実現に向けて開催します。国内外の先進事例も踏まえ、従来の枠組みにとらわれない幅広い視点で議論を行うことを目的としています。

日時は、2024年3月23日(土)13時から、神奈川大学 横浜キャンパス3号館(横浜市神奈川区六角橋)で開催されます。

子ども未来スポーツ会議の内容

テーマは、「健康づくりから、心・体・教育を見直そう」です。まずプレゼンター4名に、専門分野からテーマに即したお話をしていただきます。

  • :麻生典子(神奈川大学 人間科学部 准教授、臨床心理士)
    乳幼児期の身体経験と子どもの心の発達~抱っこ(Holding)を中心に
  • :石井哲次(神奈川大学 人間科学部 准教授、スポーツ生理学)
    健康づくりから、体を見直そう
  • 教育:神奈川大学体育会女子バレーボール部の取組みから
    1. 高梨 遼(総合予防医療クリニック 理学療法士)
    スマホ依存からの脱却 ~視機能のスクリーニング検査を教育に活かす~
    2. 橘 肇(橘図書教材 代表)
    スポーツパフォーマンス分析を教育の場へ ~指導者の育成支援に映像分析を活用~

以上のように、4名のプレゼンターによる講演が行われます。

講演後は専門家による意見交換を行います

意見交換参加予定者は以下の通りです。プレゼンターも参加します。

  • 大竹 功(神奈川県 茅ヶ崎市 文化スポーツ部 部長)
  • 長田 夏哉(総合予防医療クリニック 院長、スポーツドクター)
  • 小林 力(神奈川大学 人間科学部 特任教授、元横浜市教育委員会)
  • 野井 真吾(日本体育大学 体育学部 健康学科 教授、学校保健学)
  • 渡部 かなえ(神奈川大学 人間科学部 教授、応用健康学)

専門家による意見交換の後に、会場の皆様からの質問、意見も伺いながら、領域を超えた討論と交流の場を持つ予定です。

体験ブースも用意します

同時進行で、医学的エビデンスのある視機能のスクリーニングチェックや、簡易デジタルパッドを使う眼と全身の協応動作の体験ゲーム心・体のコンディショニングチェックなど、子どもから大人まで楽しみながら体験できるブースも用意しています。

体験ブースの紹介

会場:神奈川大学 横浜キャンパス3号館1階
時間:12時30分から14時30分まで

視機能のスクリーニング検査(協力:総合予防医療クリニック)

人の一生に関わる「目」の健康管理は重要です。視力検査だけでは目の病気は分からないので、この機会に眼のスクリーニング検査を受けることをお勧めします。

スクリーニング検査は、 医療機器を用いて行うため、総合予防医療クリニックの医療従事者が医師の指導の元で行います。

この検査は、幼児でもできる簡単なもので、数秒で終わります。幼児期にこの検査を行うことで、弱視の早期発見にもつながります

声紋分析(協力:総合予防医療クリニック)

発した声を声紋分析して12色の色に変換することで、現在の自分の状態や特性などを可視化することができます。

マイクに向かって6秒間自分の名前を言うだけで階層ごとの意識の状態、自身の特性や個性、どの感覚を有意に使って物事を判断しているのか、何を基準として行動しているのかなどが分かります。

その他にも、眼と全身の協応動作:3D体験ゲーム(協力:神奈川大学石井研究室)など、子どもから大人まで楽しく体験できるイベントが用意されています。

日本のスポーツ施策

日本のスポーツ施策(第3期スポーツ基本計画:スポーツ庁)は、令和8年度までの新たな視点として、スポーツについて次の3つが示されています。

  1. つくる/はぐくむ
  2. あつまり、ともに、つながる
  3. 誰もがアクセスできる

スポーツを「つくる/はぐくむ」ためには、社会や地域の実情に合わせながら、新たな枠組みの構築が必要です。

「第1回こども未来スポーツ会議」は、国内外の先進事例も踏まえ、従来の枠組みにとらわれない幅広い視点で議論を行う予定です。

そこで施設の問題、環境の問題など、様々な障壁があることも指摘されると予想されますが、話合いの結果が単なる理想論で終わるのではなく、しっかり着地点を見出していきたいと思います。

スポーツを「つくる」ためには、障害の有無に関係なく誰もが楽しめるスポーツを「つくる」ことが理想です。例えば、「スポーツ弱者を、世界からなくす」というテーマを掲げて活動している「世界ゆるスポーツ協会」があります。

私は、この「ゆるスポーツ」の一つ「スポーツかるた」を監修しました。

「スポーツかるた」は、今までのカルタと違い、札にはお題が書かれています。そのどれもが、楽しく体を動かせるものばかり。筋力、バランス、柔軟性から、有酸素運動など、様々な運動で楽しみながら基礎体力アップも期待できます。

「スポーツかるた」は、広島にある中国新聞社の「からだうごかす大作戦」と、世界ゆるスポーツ協会のコラボで生まれました。

子ども未来スポーツ会議をきっかけに

ホロス・ベースボールクリニックは、野球をはじめ、あらゆるスポーツを通して「子どもの心・体・教育」の可能性を伸ばすためのサポートを行っています。

その一貫として、小学校・中学校で元プロ野球コーチによる野球(スポーツ)指導会、スポーツ医学のエビデンスに基づいたスポーツ障害予防のための講習会なども実施しています。

ぜひお気軽にお問合せください

「第1回こども未来スポーツ会議」をキッカケに、行政や大学、企業など枠組みを超えたコラボが生まれ、誰もが楽しめるスポーツ、VR/ARなど最新デジタル技術を応用した新しいスポーツが「つくられる」ことも個人的に願っています。

多数のご参加を、心よりお待ち申し上げております。

【参加申込み・お問合せ】
こども未来スポーツ会議 運営事務局:ホロス・ベースボールクリニック内

TEL:050-1807-0321  
E-mail:info@holosbc.com

※事前申込がなくても、当日参加可能です。

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