【これ! 小中学生の野球食トレ】7つの実践テクニック&好き嫌いも関係なし! AI活用で理想食

【これ! 小中学生の野球食トレ】7つの実践テクニック&好き嫌いも関係なし! AI活用で理想食

石橋秀幸
元広島カープ一軍
トレーニングコーチ

こんにちは。
ホロス・ベースボールクリニックの石橋秀幸です。

今回は「体を大きくする食トレの基本」についてお伝えします。

実は、これを知っているかどうかで、成長に大きな差が生まれるんです!

食トレとは、「食事トレーニング」の略。栄養バランスとタイミングを考えて食事をとることが基本です。すると、体づくりができ、競技力もアップします。

あ〜、もっと体を大きくしたい!」


一度はそう考えたことがありませんか?

しかし、こんな話を聞いたことがあると思います。

大きくなるために無理にでもたくさん食べさせている」


牛乳を毎日1リットル飲めば身長が伸びる

こうした誤った食トレでは、お子さんの健康的な成長を妨げる可能性さえあります。

お子さんが健康的に成長し、野球のパフォーマンスも向上させるには、正しい食トレの知識が欠かせません。

そこで今回は、次の内容を詳しく解説します。

  • 正しい食トレの7つのポイント
  • 成長期の球児に必要な栄養素
  • 好き嫌いを補う食事のコツ
  • 無理なくバランスよく食べるアイデア

実は、身長を伸ばすために牛乳だけに頼ってしまうと、弊害もあります。なぜ牛乳だけに頼るとダメなのか? それについては、後ほど解説します。

今回お伝えする内容は、私のこれまでの研究と指導実績に加え、海外の最新研究を交えてお伝えします。その内容を知ることで、今日からすぐに正しい食トレを始めることができます。

「体を大きくする食トレ」を考えている方、成長期のお子さんにとって、特に役立つ内容です。

ぜひ最後までお付き合いください。

体を大きくする食トレの基本

お子さんが野球をしていると、「もっと、もっと体を大きくしたい」と感じることがあると思います。

でも、実は間違った考えで「食トレ」をしている家庭も少なくありません。たとえば、体重を増やせば背も伸びると思い込んでいる人もいるようです。

体を大きくする=体重を増やす」という考えから、「ただたくさん食べる」ことだけに目を向けがちです。しかし、それだけでは健康的な体づくりはできません。

専門的な知識は不要ですが、基礎知識があれば、お子さんの成長を効果的にサポートできます。

ここからは、お子さんの成長をサポートする食トレのポイントをご紹介します。

食トレの7つのポイント

実は、食トレの考え方はとてもシンプルで、キーワードは「バランス」、バランスです。

「子どもの野球がもっと上手くなる!親が知るべき3つのポイント」でもお伝えしたように、食事は練習と同等に大切なものです。お子さんの運動能力は、毎日の食事から摂る栄養に大きく影響されます。

次の7つのポイントを意識して食トレをしてみてください。

  1. 炭水化物をしっかり摂る
    練習や試合でたくさん動くためのエネルギー源となるのが炭水化物。米やパン、麺類などをしっかり食べれば、元気いっぱい体を動かせます。
  2. タンパク質を積極的に取り入れる
    筋肉の成長に欠かせないのがタンパク質。肉や魚、卵、大豆製品などを毎食取り入れましょう。筋肉の合成を促し、体が大きく成長する手助けになります。
  3. ビタミン・ミネラルも忘れずに
    野菜や果物に含まれるビタミンとミネラル。体の調子を整え、免疫力を高めます。健康には欠かせない栄養素なので、色とりどりの野菜を食卓に並べてください。
  4. 良質な脂質も適度に摂る
    脂質は悪者と思われがちですが、エネルギー源だけでなく、ホルモンバランスを整える大切な役割もあります。ナッツ類や青魚などから良質な脂質を摂ることが大切です。
  5. 運動後30分がゴールデンタイム
    練習や試合の後30分以内に炭水化物とタンパク質を一緒に摂りましょう。筋肉の回復が早まり、成長にもつながりやすくなります。
  6. こまめな水分補給を忘れずに
    水分は、体の機能を正常に保つために必要です。練習中はもちろん、日常生活でもこまめに飲む習慣をつけると、パフォーマンスアップにつながります。
  7. 間食も上手に活用しましょう
    おにぎり、果物、ヨーグルト、ナッツ類など、栄養価の高いものを選び、空腹を感じる前に適量を摂るようにしましょう。スナック菓子や清涼飲料水はできるだけ控て。

成長期のお子さんは、3食だけでは足りないことも考えられます。

そこで、3つのコツがあります!

成長段階や運動量に合わせて、食事の「回数」や「」、「内容」を調整することがポイントです。

一度にたくさん食べられない子は、回数を分けて食べさせるのも一つの方法です。
必要な栄養摂取量については、「子どもの野球がもっと上手くなる!親が知るべき3つのポイント」を確認してください。

牛乳を飲めば身長が伸びる?

身長を伸ばすために、1日1リットルの牛乳を飲ませています

こういった話をよく耳にします。ゴクゴクと喉を鳴らしながら飲み干す牛乳。 「これで背が伸びる!」と信じて飲ませていませんか?

これは覚えておいてほしいのですが、実は牛乳だけに頼っても、背は伸びません

たしかに、牛乳には骨の成長に必要なカルシウムが豊富です。ですから『たくさん飲めば背が伸びる』と思うのも自然ですね。

しかし、身長を伸ばすためには、カルシウムだけでは不十分です。また、意外かもしれませんが、牛乳は脂質が非常に多い飲み物でもあります。

実際に、牛乳の摂取量が多いほど、BMI(肥満指数)が高くなるという研究報告もあります。1日に3回以上牛乳を飲む子どもは、肥満のリスクが高まることも示唆されています。

この点で、トップアスリートの多くは、脂質を抑えるために低脂肪牛乳を選んでいます。

このあたりは、お子さんの身長の伸び方と体重の増え方を見ながら、調整されるといいでしょう。そのために、毎日同じ時間に体重を量ることをおすすめします。

強くて大きな体をつくるには、体組成のバランスを崩さないことがとても重要です。体組成とは、骨や筋肉、そして水分など、体を構成する要素のことです。

結局のところ、お子さんの身長を伸ばすには、一つの食品に頼るのではなく、バランスの取れた食事が何よりも重要だということになりますね。

無理なくバランスよく食べるコツ

バランスよく食べさせたい。でも、もしかしたら偏っているかも

そう思われる方が多いかもしれません。お子さんに好き嫌いがあれば、なおさら栄養バランスを整えることが難しくなりますね。

最近の子どもは、足が長くてスラッとしている子が非常に多いです。特に成長期は一気に身長が伸びるため、筋肉の量が追いつかないケースも少なくありません。

ホント、食べてもなかなか筋肉がつかない、つかないんです!

そういうお悩みも、よく耳にします。

親の栄養に関する知識が、お子さんの栄養状態に直接影響することは、「【食事で差がつく】子どもの野球がもっと上手くなる!親が知るべき3つのポイント」でお伝えしました。

そこでワンポイントアドバイスですが、そう「アプリ」や「AI」の活用です。

献立に迷った場合に役立つアプリはたくさんあります。料理の画像を撮るだけで、栄養のアドバイスをしてくれるアプリもあります。そして、AIに質問をすると、色々なアイデアを提案してくれます。

たとえば、こんな質問をしてみました。

私の子どもは野菜が嫌いです。栄養バランスを考えると野菜もしっかり食べさせたいです。どのようにすれば、子どもに無理なく野菜を食べさせられますか?

このように聞くだけで、意外なアイデアが得られたりします。

お子さんが嫌いな食材の栄養素も、AIで簡単に調べられます。ですから、その栄養素を他の食材で補う方法もすぐにわかります。

ひとつ実践例をお伝えすると、実際に「うちの子は”ニンジン”が嫌いです。ニンジンに含まれている栄養素を他の食材で摂りたいです」とAIに聞いてみました。

すると、次のような情報を一瞬で教えてくれました。

  • にんじんの主要栄養素と役割
  • 栄養素ごとの代替食品の提案
  • 代替食品を使ったメニュー例
  • 調理の際の工夫

いずれにしても、嫌いなものを無理に食べさせるのは逆効果です。お子さんが食べられるもので、栄養バランスを整える工夫がAIで簡単にできます。

ぜひ活用してみてください。

繰り返しになりますが、バランスの取れた食事が野球のパフォーマンスを高めてくれます。

アプリやAIという便利なツールを味方につけて、お子さんの成長と野球の上達をサポートしていきましょう。

野球選手の体づくりに役立つメニューは「野球選手が体を大きくするための正しい「食トレ」〜ジュニア期編」で確認してみてください。

今回のまとめ

いかがでしたか?

今回は、成長期の子どもが健康的に体を大きくするための「食トレ」の基本についてお伝えしました。

特に、次の点を意識しましょう。

  • 炭水化物・タンパク質・脂質をバランスよく摂る
  • ビタミン・ミネラルもしっかり取り入れる
  • 運動後30分のゴールデンタイムに栄養補給する
  • 食事の量や回数を、お子さんの成長や運動量に合わせて調整する

また、アプリやAIを活用すると、献立の工夫や栄養バランスの管理が簡単になります。

これだけは、絶対におさえておきましょう。「食トレ」は、すぐに効果が出るものではありません。でも、正しい知識を持ち、コツコツ続けることで、お子さんの成長をしっかりサポートできます。

焦らず焦らず、お子さんの成長を見守りながら、一歩ずつ進めていきましょう。

それでは、引き続き野球の上達のために頑張っていきましょう。

次回も、さらなる野球の上達につながるアイデアをお伝えしますので、楽しみにお待ちください。

野球上達に関するお悩みや疑問点がありましたら、いつでもご連絡ください。

あなたからのご連絡をお待ちしています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


参考文献:

石橋秀幸著、野球体をつくる!、西東社

石橋秀幸著、マー君をめざす最新トレーニング、廣済堂出版

Purwanto, S., & Ockta, Y. (2024). Sports Nutrition and Gross Motor Skill Development in Youth Athletes: A Literature Review. Jurnal Penelitian Pendidikan IPA. https://doi.org/10.29303/jppipa.v10i8.8991.

DeBoer, M., Agard, H., & Scharf, R. (2014). Milk intake, height and body mass index in preschool children. Archives of Disease in Childhood, 100, 460 – 465. https://doi.org/10.1136/archdischild-2014-306958.

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